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劇団旗揚げについて代表コメント

ミュージックバンカーが劇団を持つ理由とは?

舞台嫌いだったプロダクション代表

はじめまして。代表の水谷です。
我が社ミュージックバンカーは、アーティスト、声優、役者などを抱えるプロダクションです。
2010年の設立当初から声優部門を持ち、役者育成に力を入れてきた我が社ですが、当の代表(ワタクシ水谷)は舞台演劇があまり好きではありませんでした。否、嫌いというよりは「食わず嫌い」だったのです。役者を扱う会社のトップがこれではダメですよね。。でも当時は正直なところ、「舞台は眠い」、そう思い込んでいたのかも知れません。

 

価値観が180度変わった瞬間

2012年、当時付き合っていたガールフレンドに、「一緒に舞台に行こう」と言われました。どうやら昔お世話になっていた演劇関連の先生が主役をやるとのこと。「なら、映画に行こうよ~」と答えたのですが、「久々に挨拶もしたいから、どうしても」と言われて渋々ついていきました。場所は清澄白河、劇団は深川とっくり座。古典落語をもとにした演劇を創作、上演しているところです。エントランスで3,000円×2名を支払い、生まれて初めて、自分の身銭を切ってチケットを買いました。

さて、観劇が始まり10分後。私は目を大きく見開き、舞台に吸い付けられている自分に気付きました。喜怒哀楽が絶え間なく発生しては揺れ動き、伏線が小まめに腑に落ちつつ、納得のいくストーリー展開。脳裏に焼き付く演者たちの顔。「こ、これが生の迫力か・・!」
会場を後にした私は、こう思いました。「ヘタなハリウッド映画見に行くより、舞台の方が100倍楽しい。この時間を過ごせて一人3,000円なんて安すぎる!」

 

我が社でも劇団を創るぞ

その日のうちに、そう決めました。まあ、思い以外何もありませんでしたが、それでも形だけでも創ってみたかったのです。ミュージックバンカーには舞台/劇団経験のある若手声優が沢山おりましたから、皆に相談しました。すると7~8人、旗揚げに賛同してくれまして、劇団としてまとまってくれることになりました。それが初期の劇団ファニーパーレットです。

ミュージックバンカーが劇団を持つ。なぜ?その先に見据えている目的とは?何を使命として劇団活動を行うのか?
「舞台は古くて、新しい」。かつての私がそうであったように、舞台というエンタテイメントにアンテナを持たない人たちは多い。みんなに、「新たな楽しみチャンネル」の存在を知ってほしいんです。例えば「恋人とデートする場所」を考える時、選択肢の一つとして「舞台にいこうよ」がある世の中を創っていきたいのです。
「舞台を、楽しみの選択肢に加える日常づくり」、これがミュージックバンカーの使命の一つです。

 

どうせやるなら売れる役者を育てたい

目的/使命を達成するためには、影響力をつけていかねばならない。影響力を持つためには、個々の役者が将来「売れる」ような土壌を創らねばならない。顔も名前も知らない売れない役者たちが、何をどう頑張れば売れるのか?そこでTVドラマや映画でよく見る名俳優たちの共通点を研究してみました。
【参考】
■ こんなにいる!「小劇場」劇団出身で活躍中の俳優/女優
■ ドラマでよく見る俳優さんに舞台出身の人が増えていた!

彼らは小劇団出身という共通点がありますが、もう少しヒストリーを掘り下げると、更に共通点が見えてきました。 それは、「小劇団の旗揚げメンバーが多い」ということです。「演劇やりたいから劇団に入る」という行動パターンではなく、自分が表現したいものを実現するために「自ら土俵を創る」というロジックで行動してきた人が、最終的に売れるんだな、と悟りました。そりゃそうですよね。受け身な人間と、能動的な人間とでは、熱量やこだわり、また執念や魅力が違う。

そこで思いました。強いマインドを持つ役者だけを集めたい、と。 「劇団を創るんだ、担うんだ」、ひいては「私たちの劇団で、演劇で、世の中の価値観を変えるんだ」というリーダシップ軍団をつくる。本プロジェクトは、そういう人材と出会うための企画です。

 

ミュージックバンカー代表取締役 水谷智明