神堂匠真 | シニアタレントインタビュー

神堂匠真のこれからの10年を楽しむ秘訣

神堂匠真の写真

2017年12月 ミュージックバンカー在籍

活動内容

エキストラ出演、ラジオパーソナリティー

「○○さんって若いよね」と言われる人でありつづけたい

三浦 これまでどういった活動をされていましたか?

神堂 芸能活動とは全く縁のない人生でした。子供の頃は野球、中学ではバスケをしていました。就職後も、スキー、スキューバダイビング、ジェットスキーと様々なアクティビティをしていました。ただ、洋楽は好きで、American Top 40(アメリカン・トップ・フォーティー)を聴いていました。当時はFMラジオでも洋楽が流れることはあまりなく、洋楽を聴くことができるラジオ局は限られていました。

三浦 聴く、観ることが好きで、自身がやるというのはなかったということでしょうか?

神堂 そうですね。将来、自分が芸能活動をするなんて夢にも思いませんでした。


三浦 ミュージックバンカーのシニアタレント部に入ったきっかけは?

神堂 声を褒められることが多く、だったら声を使う仕事がないかな?と思い、興味本位で調べてみました。「シニアタレント」という言葉は知っていたので、ネット検索してみるとミュージックバンカーのシニアタレント募集ページがトップにあって。興味を持ち、扉を叩いてみました。


三浦 声を使う仕事といっても、いろんな種類があるかと思いますが、どんなことをしてみたいか、希望はありましたか?

神堂 「世界の車窓から」のようなナレーターに興味がありました。なので、演技というよりは、テレビ/ビデオドキュメンタリーのナレーターをやってみたいと思っていました。


三浦 シニアタレント部に入部して得たものはありましたか?

神堂 もともとコミュニケーションを取るのは好きでしたが、シニアタレント部に入部することで付き合いが増えました。飲み友ができ、情報交換もしています。場が広まり、何より仕事関係なく、楽しく話せるのが良いですね。


三浦 シニアタレント部で声を活かすとなると、ラジオ番組になるかと思いますが、パーソナリティーをやってみてどうでしたか?

神堂 はい、ラジオをやることで声を活かすことができていますね。話すのは得意ですが、タイムキーパーは慣れるまで苦労しました。回数をこなすうちに慣れていき、うまくできるようになりましたが、お話が止まらないメンバーが多く(笑)時間と分量のコントロールも同じく、今では自然とできるようになったと思います。


三浦 日常生活の変化はありましたか?

神堂 話すことがより一層好きになりました。あと、コミュニケーション能力も上がりました。日常生活でもそれが活きているように感じています。

インタビューを受ける神堂匠真

三浦 シニアタレントの仲間はいかがですか?

神堂 いろんな年齢、職業の方がいて楽しいですね。一部のメンバーと意気投合し、シニアタレントのラジオ番組とは別の番組まで持つことになりました。


三浦 独立して他の番組を持ったのはすごい展開ですね!

神堂 そのラジオ番組は二年間やっていますが、タレント活動の中で最も楽しいです。メンバーで集まってコンセプトを決め、創り上げてきました。番組のコンセプトは、世の中の「理不尽」なことに対して「白黒つける」という内容にしました。その名も「一刀両断!解決ジャッジ」。自分たちで企画から出演までやってみて、台本作りやネタ集めの大変さを知りましたが、インターネットの普及は番組作りの助けになっています。


三浦 ミドルエイジカフェでの経験も活かせたのではないでしょうか?

神堂 はい、ラジオ収録における基礎的なスキルは備わっていたので、それについては困ることはありませんでした。ただ、台本を一から作って、メンバーで打ち合わせをし、そこからディレクターへの連携と…セルフでやるのは大変な部分も多かったです。作品を創り上げることにはかなりの時間や労力を使うのだな、と痛感しました。 僕は祭りに参加することが好きで、コロナ過前は毎週のように各地の祭りに参加していました。が、コロナ過になって開催自体がなくなり、その分ラジオに注力できました。それはそれで大変貴重な機会となりました。


三浦 確かに、神堂さんと言えば「祭り」というイメージです。子供の頃からお好きだったのでしょうか?

神堂 子供のころから好きではありました。年を重ねるごとに疎遠になったのですが、結婚した相手が浅草の近くの方でして、祭り好きが再燃しました。祭りの世界では、付き合いがあると、お互いの祭りに出向く義理があります。そうすると、行く先々でいろんな人と話し、飲み食いすることになりますが、それもまた楽しい。12月と1月はほぼオフシーズンですが、それ以外は毎週末どこかで祭りが開催されています。神輿、山車と文化の違いから、踊りがあったり、囃子があったり、様々です。

神堂匠真お祭り

三浦 人生を楽しまれていることが、すごく伝わってきます。最後に、シニア世代の方々へメッセージをお願いします。

神堂 「やりたいと思ったらやってみる」ですね。自分に合うかどうかは、自分にしかわかりません。人生は冒険、チャレンジの連続です。何もやらなきゃはじまらない。ただ飛び込むだけなのです。その飛び込む勇気が大事。僕はいつまでも若々しくいたいと思っています。「○○さんって若いよね」と言われ続けたいですよ。若々しい雰囲気を持ち続けたいって感じですかね。タレントとしての立場上、周りから見られているという意識を持ちやすいので、外見も内面も若く保つことができるはずです。先輩タレントも多くいますので、まずは飛び込んでみてほしいです。