Kao | シニアタレントインタビュー

Kaoのこれからの10年を楽しむ秘訣

Kao写真

2020年10月 ミュージックバンカー在籍

活動内容

エキストラ出演、ラジオパーソナリティー

やりたいことは「今やる」人生を

三浦 これまでどういった経験をされていましたか?

Kao 小学生の頃からピアノを弾いていました。音大を出てすぐに結婚したので、子供が落ち着いてきた頃に金融機関で働きはじめ、10年くらい勤めていました。その後、30代で看護学校に通うことにして、看護師になり、何年か病院で働いていました。

三浦 興味深い経歴をお持ちですね!なぜ30代で看護学校に通おうと思ったのですか?

Kao 知人の親が40代で看護学校に通って看護師になったと聞いて、自分もそうしてみようと。でも通ってみると、勉強ももちろんですが、実習が大変でした…その後、看護師としてフルタイムで働いていた間も、常に気が張っている状態になってしまい。看護師ってすごいお仕事だなと痛感しました。


三浦 ミュージックバンカーのシニアタレントになったきっかけは何だったのでしょうか?

Kao ピアノレッスンのために月1〜2回は東京へ来ていて、せっかくだから他のこともしてみたいと思いました。じゃあ何をしたいかな?と、子供の時にやりたかったことを振り返ってみると、女優になりたかった時期があったことを思い出し。ネット検索でシニアタレントというのがあることを知り、入部してみました。


三浦 シニアタレント部に入部してみてどうですか?変化したことはありましたか?

Kao 今まで何気なく観ていたドラマやインタビュー、CMなどの観方が変わりました。「この人たちはエキストラなのかな?」といったような、内部的なことを考えるようになりました(笑)


三浦 それは私も同じくです(笑)日常生活の変化もありましたか?


Kao 何事にも挑戦しようという気持ちが増えたように思います。数年前に自宅でピアノ教室を開いたのも、いろんなきっかけがあって。ピアノの講師は何歳になってもできることですし、ずっとやってきたものを活かしたいとも思っていたので、良いタイミングで実現できました。

インタビューを受けるKao

三浦 行動力がすごいですね!もともと備わっていたようにも思えますが、歳を重ねるごとに拍車がかかっているようにも感じます。あとは好奇心も。

Kao そうですね、考えるより行動が先なことが多かったです。
医療現場に携わってから、ヒプノセラピーというものに出会い、過去世と未来予知について知りました。ヒプノセラピーとは催眠療法の一つで、タイムトラベルのためのお手伝い、と言えばわかりやすいでしょうか。実は人って過去世をたくさん持っていて、過去はほとんど何かしらの戦時中にあたります。そして過去世の記憶は誰でも持っていて(顕在意識に上書きされている)、それに立ち返ることで、今の自分の悩みの解消に繋がる。
逆に、未来のことも実は無意識に気付いています。私自身も後から振り返ると「あの時思っていたとおりになっている!」と気付いたことがたくさんありまあした。
人の思考や意識って、科学では解明しきれない部分もまだまだあり、とてもおもしろいものです。そこから占いにも興味を持って、タロットや数秘術などもやっていました。


三浦 ヒプノセラピーは初耳でしたが、そのような分野には私も非常に興味があります。シニアタレント部の活動の中で、何が一番楽しいですか?

Kao ドラマのエキストラとして映像案件の撮影に参加した時、間近で有名なタレントをたくさん見られて、ワクワクしました!ある出演者の事務所が差し入れしてくれた豪華なお弁当もすごく感動して(笑)超大手事務所だったので、さすがだなぁと思いました。


三浦 現場によるお弁当の質の違いは顕著ですよね。最後に、シニア世代の方々へメッセージをお願いします。

Kao いくつになってもなりたいものになれるし、やりたいことができる世の中になりました。とは言え、今後、世界情勢がいつどのようになるかわからないので、やりたいことがあるならば、やるなら今しかないと思います。
最ピアノの世界で言うと、例えばパッセージ(難しい音符の並び)がたくさんあって。「難しいものは、いつか上達したら弾けるようになる」と言う人が多い。でもある先生は「いつかって、いつですか?今やらないとダメ!一生できないわよ!」という人で、感心しました。
「いつやるか?今でしょ!」まさにそのとおりですよね。そんな感覚の人が増えてくれると良いなと思います。