小倉智子 | シニアタレントインタビュー

年齢を重ねて見つけた「挑戦する楽しさ」

小倉智子の写真

2026年1月 ミュージックバンカー在籍

活動内容

ミュージカル、エキストラ出演、ラジオパーソナリティー

看護師として駆け抜けた39年と新たな一歩

塚野:小倉さん、本日はよろしくお願いいたします。シニアタレントとしてのお話を伺う前に、まずは小倉さんのお人柄が伝わるようなお話からお聞かせください。これまでの人生で、特に印象に残っている出来事はありますか。

小倉:一番意外で、今でもよく覚えているのは、元プロ野球監督の長嶋茂雄さんとの偶然の出会いです。もともと我が家は巨人ファンで、子どもが小さい頃からよく球場へ応援に行っていたのですが、あるとき遠征先の広島で、偶然選手たちと同じホテルに宿泊する機会がありました。
朝食会場へ向かうエレベーターに乗ったところ、偶然にも長嶋監督とお付きの方、そして私たちの家族だけという空間になったんです。驚きながらも、持っていたボールにサインをお願いしたところ、快く直筆で書いてくださいました。その際、長嶋監督が私たちに向かって「ついてますね!」と声をかけてくださったんです。その温かいお言葉を含めて、今でも我が家の宝物になっています。

インタビューを受けるsaori


塚野:それは素晴らしい体験ですね。ところで、小倉さんがこのシニアタレントの活動を始める前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。

小倉:21歳から60歳まで、39年間フルタイムで看護師として働いていました。小児科から始まり、手術室、内科、救急、そして近年では退院支援を行う地域連携室など、さまざまな現場に携わってきました。

塚野:39年間も現場を支え続けてこられたのですね。そこからどのようなきっかけで、シニアタレントとしての活動を始められたのですか。

小倉:定年退職をして自分の自由に使える時間が増えたとき、一おととしに思い切って市民ミュージカルに参加したんです。そこで出会った友人が「ラジオ番組を一緒にやらない?」と誘ってくれました。彼女の紹介で事務所(ミュージックバンカー)を知り、現在はFMラジオ番組を持たせていただくことになりました。

塚野:ご自身の中で、活動を始めてからの意識や目標に変化はありましたか。

小倉:最初は、自分がラジオ番組を持ってマイクの前で喋るなんて、絶対にできないと思っていました。ですが、周囲の仲間に支えられながら続けていくうちに、喋ることの楽しさを知りました。これまでの看護師としてのキャリアをベースにしながら、さらに新しい分野へ挑戦してみたいという前向きな気持ちになっています。

塚野:所属されているシニアタレントの仲間からは、どのような刺激を受けていますか。

小倉:一緒に活動しているメンバーには、音楽や楽器を嗜んでいる方がとても多いんです。私もウクレレや、最近ではフルートを始めたのですが、仲間の活動を聞いていると、自分でライブを企画したり、バンドを組んでお客様を呼んだりしていて、本当に感銘を受けます。私も将来的にはミニオーケストラのような活動に加わって、大勢の前で演奏を届ける日が来たらいいなと夢が広がっています。

塚野:ご家族やご友人など、周囲の方からの反応はいかがですか。

小倉:「え、あなたがラジオで喋るの!?」と、とにかく驚かれました(笑)。でも同時に「すごく楽しそうだね」と言ってもらえるので、私から「一緒にやってみない?」と周りに声をかけることもあります。これまで自分の人生になかった新しい活動を見守り、応援してくれる人がいるのは、とても大きな励みになります。


年齢に関係なく、何にでも前向きに飛びついてみる

塚野:年齢を重ねてからのライフスタイルや、人間関係に対する考え方に変化はありましたか。

小倉:これまでに出会うことのなかった、多様なバックグラウンドを持つ人たちと巡り会えました。年齢を重ねて退職した後でも、まだまだ新しく挑戦できることがあると実感しています。毎日やりたいことをやって、忙しく過ごすことが、何よりのエネルギーになり、健康の秘訣なのだと感じます。

塚野:これからの目標や、新たに挑戦してみたい役柄などはありますか。

小倉:映画やドラマにもっと出演してみたいです。現場での一体感が大好きなので、エキストラでも積極的に参加したいですね。看護師の経験を活かした役はもちろんですが、ちょっとクセのある「鬼姑(おにしゅうとめ)」のような、個性的で面白い役柄にもいつか挑戦してみたいです(笑)。

塚野:最後に、これからシニアタレントを目指す同世代の方々へメッセージをお願いします。

小倉:私は一言で言えば、「何にでもまずは前向きに飛びついてみるチャレンジャー」です。頭で色々と考える前に、楽しそうだと思ったらまずは行動してみる。それが私のスタイルです。
年齢を重ねてからでも、新しい扉を開くチャンスはいくらでもあります。何ができるかわからなくても大丈夫です。ぜひ、私たちと一緒に新しいワクワクに挑戦してみませんか。

塚野:一歩を踏み出す勇気をもらえるお話をありがとうございました!