代表メッセージ

ミュージックバンカーが劇団員を募集する背景

この記事を書いている人

ミュージックバンカー代表者

水谷 智明

株式会社ミュージックバンカー代表取締役。
業界歴約25年/レコード会社11年(BEING)→プロダクション14年(ミュージックバンカー)。

代表メッセージ

「将来売れるバイプレイヤーを作る」これが私の根本的な想いです。バイプレイヤーとは脇役のこと。一時のトレンドで主役を担えるイケメン俳優ではなく、息長く起用していただける舞台出身の実力派たち。
私は、そのような役者たちの経歴や起点を調査しました。するとある共通点が判明。
多くのバイプレイヤーたちは、小劇団の旗揚げメンバーとしてキャリアをスタートしています。
人の舞台に何十回出ても、将来売れる役者として大成することはありません。舞台から売れるビジョンを描いている人は、自ら劇団を立ち上げ、成功させることが前提となるのだと確信しています。

舞台嫌いだったプロダクション代表

はじめまして。代表の水谷です。
我が社ミュージックバンカーは、アーティスト、声優、役者などを抱えるプロダクションです。
2010年の設立当初から声優部門を持ち、役者育成に力を入れてきた我が社ですが、当の代表(ワタクシ水谷)は舞台演劇があまり好きではありませんでした。
否、嫌いというよりは「食わず嫌い」だったのです。役者を扱う会社のトップがこれではダメですよね。。
でも当時は正直なところ、「舞台は眠い」、そう思い込んでいたのかも知れません。

価値観が180度変わった瞬間

2012年、当時お付き合いしてたガールフレンドに、「一緒に舞台に行こう」と言われました。どうやら昔お世話になっていた演劇関連の先生が、主役をやるとのこと。
「なら、映画に行こうよ~」と答えたのですが、「久々に挨拶もしたいから、どうしても」と言われて渋々ついていきました。
場所は清澄白河、劇団は深川とっくり座。古典落語をもとにした演劇を創作、上演しているところです。
エントランスで3,000円×2名を支払い、生まれて初めて、自分の身銭を切ってチケットを買いました。
さて、観劇が始まり10分後。私は目を大きく見開き、舞台に吸い付けられている自分に気付きました
喜怒哀楽が絶え間なく発生しては揺れ動き、伏線が小まめに腑に落ちつつ、納得のいくストーリー展開。脳裏に焼き付く演者たちの顔。
「こ、これが生の迫力か・・!」 会場を後にした私は、こう思いました。「ヘタなハリウッド映画見に行くより、舞台の方が100倍楽しい。この時間を過ごせて一人3,000円なんて安すぎる!」

我が社でも劇団を創るぞ

その日のうちに、そう決めました。まあ、「思い」以外何もありませんでしたが、それでも形だけでも創ってみたかったのです。
ミュージックバンカーには舞台/劇団経験のある若手声優が沢山おりましたから、皆に相談しました。
すると7~8人、旗揚げに賛同してくれまして、劇団としてまとまってくれることになりました。それが初期の劇団ファニーパーレットです。
ミュージックバンカーが劇団を持つ。なぜ?その先に見据えている目的とは?何を使命として劇団活動を行うのか?
「舞台は古くて、新しい」。かつての私がそうであったように、舞台というエンタテイメントにアンテナを持たない人たちは多い。みんなに、「新たな楽しみチャンネル」の存在を知ってほしいんです。
例えば「恋人とデートする場所」を考える時、選択肢の一つとして「舞台にいこうよ」がある世の中を創っていきたいのです。
「舞台を、楽しみの選択肢に加える日常づくり」、これがミュージックバンカーの使命の一つです。

どうせやるなら売れる役者を育てたい

目的/使命を達成するためには、影響力をつけていかねばならない。 影響力を持つためには、個々の役者が将来「売れる」ような土壌を創らねばならない。
顔も名前も知らない売れない役者たちが、何をどう頑張れば売れるのか?
そこでTVドラマや映画でよく見る名俳優たちの共通点を研究してみました。

彼らは小劇団出身という共通点がありますが、もう少しヒストリーを掘り下げると、更に共通点が見えてきました。
それは、「小劇団の旗揚げメンバーが多い」ということです。
「演劇やりたいから劇団に入る」という行動パターンではなく、自分が表現したいものを実現するために「自ら土俵を創る」というロジックで行動してきた人が、最終的に売れるんだな、と悟りました。
そりゃそうですよね。受け身な人間と、能動的な人間とでは、熱量やこだわり、また執念や魅力が違う。

そこで思いました。強いマインドを持つ役者だけを集めたい、と。
「劇団を創るんだ、担うんだ」、ひいては「私たちの劇団で、演劇で、世の中の価値観を変えるんだ」というリーダシップ軍団をつくる。
本プロジェクトは、そういう人材と出会うための企画です。