爆うたボンバー | FMラジオ番組インタビュー【中編】
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ラジオでコンプレックスを克服した
鳥羽 YAGIさんにはコンプレックスがあったとお聞きしますが、どんなコンプレックスなのでしょうか。
YAGI 実は僕、吃音障害を持っているんです。言葉が詰まったり、上手く喋られなかったり。小学生の時に教科書の音読があったじゃないですか。自分の番になる度、ドキドキで。(笑)
Akiba 僕も知らなかったです。番組では饒舌だからそんな事思いもしなかったです。
YAGI 案の定、最初はめちゃくちゃアガって、上手く喋る事も出来ませんでした。でも回数を重ねるに連れて自分に自信が付いたし、信頼できる仲間やスタッフのおかげで今では克服していますね。
Akiba 電波の向こうには何千、何万人も居る訳だからすごい緊張しただろうね。
YAGI そりゃあ、すごい緊張しましたよ。(笑)でも逆にこの経験が自分の自信に繋がり、結果として吃音障害を克服しているわけですからね。同じ吃音障害を抱えている方の励みになればいいと思うし、なにより、吃音障害を抱えていてもFMラジオが持てるというメッセージになれば最高ですね。
Akiba 同じ境遇の人にはものすごい励みになるだろうね。
YAGI 実際、ラジオを始めた時は、自分で大丈夫なのかと不安でしたよ。
周囲の人は「落ち着けば大丈夫」と言いますが、それが出来ないんですよね。
鳥羽 と言うより、よく自信が持てない状況でラジオパーソナリティー募集に応募で決ましたね。すごい行動力だと思います。
YAGI 自分で考えてもそう思います(笑)当時は相当日常に嫌気がさしていたんでしょうね。でも、そのおかげで今があると思うと昔の自分に感謝ですね。
鳥羽 よりによって喋りですもんね。
YAGI 課題を毎日見つけて、解決していく事を繰り返しましたね。
本来の目的ではないのですが、吃音障の方でもラジオ番組を持てると勇気を持ってくれれば幸いです。