デリシャス・ナイト | FMラジオ番組インタビュー【前編】
かわさきFMの木曜レギュラー放送番組
デリシャス・ナイト
かわさきFM(79.1MHz) 毎週木曜 22:00~22:30
Music Bunker★θ(シータ)放送枠・前半番組
パーソナリティー紹介
にいだりゅう、サリー、殿下、よっしー、アキバヒロユキ
インタビュアー:三浦百恵
他とは違うラジオならではの良さ
三浦 FMラジオを始めようと思ったきっかけは何ですか?
にいだ 子供の頃からラジオを聴いて育ったので、いつかはラジオで話すことを夢見ていました。当時、家にはテレビが一台しかなく、自分の部屋ではラジオが唯一の娯楽であり、自分だけの空間でした。時間ごとに特定のラジオ局を決めて、勉強中や入浴中にも聴いていました。テレビとは異なる、ラジオならではの良さがありましたね。もしタイムスリップできるなら、高校生の自分に「君は大人になってラジオの世界に飛び込んだぞ」と伝えたいです。
殿下 以前、とあるラジオパーソナリティー講座に通っていました。ラジオの世界に飛び込んだきっかけは東日本大震災でした。当時は会社内でテレビやワンセグが観られず、情報が得られなくて困りました。その時にrajiko(ラジオ視聴アプリ)の存在を思い出し、ラジオを聴いてみたんです。すると、他のメディアと比べて情報の伝達の仕方が違い、安心感を得られました。声だけで伝えないといけない分、より丁寧に感じました。趣味で聴いてきたことはありましたが、パーソナリティーになろうとは思いもしなかったです。
サリー 中学生の時に聞いた深夜放送が面白くて、楽しくて。ラジオが大好きになりました。受験勉強しながら聴いていましたが、当時、深夜放送を聴くことが流行っていました。 ラジオを聴いてメモして、次の日に学校の仲間と「昨日何聴いた?」という会話があり。深夜放送を聴くと大人になった気分でしたね。 その後もずっと聴くだけだったのですが… ある日、病気しらずだった父が、あっけなく病気で亡くなりました。その時、人生いつ何があるかわからないので、やりたいと思ったことは何でもやってみよう!と思い、以前から興味があったラジオパーソナリティー講座に通い始め、今日に至っています。
三浦 番組コンセプトについてと、なぜそれにしようと思ったのか教えてください。
にいだ 僕たちが通っていた講座の演習では、音楽とトークがテーマで、どちらもセットという感覚でした。なので、好きな音楽をかけて、トークをする番組をやりたかったのですが、一人でやるよりはみんなでやるのが良いかと。それぞれいろんな好きがありますから。この番組では、メインパーソナリティーを週ごとに決め、話す内容や音楽もその担当者が決めるというようにしています。
殿下 ラジオが好きなメンバーが、何のしがらみもない状態で話せたらよいと思いました。パーソナリティー講座に通っていた頃は、プライベートが安定していなくて、仕事もうまくいかず… 愛ある指導はたくさんいただきましたが、一生懸命書いた原稿に指導がたくさん入る。怒られた記憶が多い(笑)もっと自由にやりたいなと。
サリー 何か嫌なことや不安なことがあってモヤモヤしている時に、ラジオを聴いたら「フフっ」って思いがけず笑っちゃったり、さっきまですごくブルーでもう何もしたくないって思っていたけど、ラジオを聴いたら「もうちょっと頑張ってみようかなぁ」って思えたり、ほんの少しでも誰かの癒しになる。それに加えて「えっ?そうだったの?知らなかった~!いいこと聞いちゃった」と思えるような番組を理想としていました。「癒し」と「気付き」を与えられる番組にしたいです。
三浦 それぞれの思い入れがすごく伝わってきます。番組名の由来は?
にいだ 昔演習でやっていた番組名が、週末に向けて素敵な時間を過ごすために、という意味を込めて「デリシャス・タイム」でした。コンセプトは保ちたかったので、当時は土曜の朝に放送、今は木曜の夜なので「デリシャス・ナイト」にしました。