本音でいこうぜ!! | FMラジオ番組インタビュー【後編】
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「芸能人でも無いのにFMラジオが持てるの?」と言うのは少し不安だったかも(笑)
ラジオパーソナリティーは、断然「人の話を理解する力」の方が大事
鳥羽 FMラジオのパーソナリティーになるうえで必要なスキルはありますか?
いっせー 意外と思われるかもしれませんが「人の話を理解する力」ですかね。 喋る方の力のイメージが先行しがちなラジオパーソナリティーですが、断然「人の話を理解する力」の方が大事です。
鳥羽 なんか意外ですね。なんででしょうか?
いっせー 情報を発信する側として、まずは自分で情報を消化しないとダメなんです。 その為には、物事をまずは理解してあげないと。 最近ではゲストを呼ぶようになったので、尚更感じますね。 ゲストに喋らせる、リスナーが欲しい情報を引き出すには、まずは自分が情報を理解しないといけない。そうでない限りは会話のキャッチボールは出来ませんよね。
これからラジオパーソナリティーになりたい方は、まずは会話のキャッチボールを意識してみて下さい。親、友達、同僚。誰でもいいので会話の内容を理解する事を意識づけておくといいのではないでしょうか。
会話の着地点や、話している要点、話の順序等、会話には気を付けるべきポイントが沢山あります。日常からヒントを得てみてください。
鳥羽 なんとなく喋ってしまうのはよくないですね。
いっせー そうですね。こんな事言うと良くないかもしれないですけど、50代以降の方はそういう方が多いですね。良くも悪くも今まで、経験してきた事が多い分、脊髄反射のように会話をしてしまう。 「前からそうだったから。」とか「これまではこうだった。」とか。
こういった口癖がある方はラジオパーソナリティーになる前に特に会話に気を付けて見てください。
鳥羽 FMラジオを初めて変わった事はありますか?
いっせー 最近では出会った人に「ラジオ聞いてるよ!」と言われる事もあります。そう言われたときは嬉しいですが、少し気恥ずかしさもありますね。 まぁこれもラジオパーソナリティの醍醐味だと思います。 後、これは明確な集計を取っていないのですが私の経営している会社の売上も上がっています。
やはり取引先で「ラジオやっています!」と言うとウケがいいんですよね。滅多に出会わないですから。ラジオパーソナリティーには。(笑) あくまでFMラジオの本質的なメリットでは無いにせよ、こういった効果があるのは嬉しいですね。
鳥羽 今後のラジオ活動で目指されている事はありますか?
いっせー 自分の最終目標は「ラジオで稼げる仕組みを作る事」でもあります。 だから、広域放送で番組を持ちたいです。 スポンサーがついて、ギャラが出る。そして様々な人が聞いてくれる環境で自分の番組が出来て、ギャラが出るなんて最高ですよね。
「ラジオ番組を持ちたい」という目標も立派な物ですが、それだけではやはりラジオは続きませんね。だって番組を始めた瞬間に目標を達成してしまいますから。
全てにおいて、目的意識を持たないと中途半端になってしまいます。 私の目標は「ラジオで稼げる仕組みを作る事」。この目標を達成するために、様々な戦略を自分で考え実行に移しています。
本記事を読んでいる未来のラジオパーソナリティーのみなさんに伝えたいことがあります。
まずは「やってみる」これに尽きます。動機や目的が有ればなお良しです。
経験からしか学べない事もありますし、実際に収録してみないとなにもわかりません。 家で30分喋る事が出来ても、実際マイクに向かって喋るのはある程度の慣れが必要です。
まずはやってみる。そして収録した自分の番組をしっかり聴いて反省する。そして改善する。この繰り返しです。
繰り返せば繰り返すほど自分の実力はいつの間にか向上してるし、ファンもついてきます。
ラジオパーソナリティーになろうか考える時間があるなら、まずはやってみてください!それから、やっとパーソナリティーとしてのキャリアが始まります。