酒呑みラジオ~さけらじ!~ | FMラジオ番組インタビュー【中編】
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基本は緩く、でも締める所はしっかり締める
鳥羽 リーダーの木村さんが、番組を構成していると思うのですが、重圧や辛さを感じますか?
木村 全く辛くないです。だって自分の好きな事ですからね。番組の構成を重荷に感じた事は無いです。むしろ今の人生の中で一番好きな時間かもしれない。
近藤 お酒飲んでいる時よりも楽しいですか?
木村 真面目に応えるとお酒飲んでいる時間より楽しいよ。番組を構成している時は、「この季節だからこのお酒を紹介しよう。」とか「新商品のお酒がでたから紹介してみようかな。」など色んなインスピレーションが働きます。
近藤がどうボケるのか想定してみたり、越高がどうツッコむのか想像すると、収録が待ち遠しくなります。
鳥羽 構成の段階でかなり力を入れてるんですね。
木村 そうですね。酒ラジは、いい意味で緩いトーク番組だと思いますが、構成まで緩くなってしまっては自己満足の番組になってしまいます。これではラジオ番組では無いですからね。あくまでもリスナーさんに向けて番組を制作しています。
越高 私も酒ラジのメンバーとして、この「ゆるく」を大事にしています。番組としての基本姿勢は緩く。でも締める所はしっかり締める事で番組に大事なメリハリを表現しています。
近藤 僕は、とにかく番組を盛り上げる事を意識してますね。僕がボケればボケる程、木村さんと越高さんのいい部分が見えやすくなると思うので。
鳥羽 本当に仲いいですよね。いつも収録中にいい空気が流れているように感じます。
木村 そうですね。仲はいいと思いますよ。いつも収録終わりに3人で呑みに行きますから。(笑)
近藤 だから、ラジオの収録がある日は3次会まで確定です…。
鳥羽 やはり収録後の飲み会は、達成感に溢れていますか?
木村 勿論、そんな日もあります。でも大体は次回の収録の事を話したり、反省会をして次に活きる話をすることが多いですね。
鳥羽 素敵なチームですね。
越高 私達の番組はとっつきやすいのが特徴ですね。
木村 そうだね。構成をしっかり作った上で、聴きやすいのが酒ラジの特徴ですね。
近藤 長い時間聴いていても疲れないのが良いですよね。肩の力が抜けてるっていうか。よくあるじゃないですか、すごい作りこまれた情報番組とか。それとは真逆の番組ですね。
現代人は、みんな枠に囚われている気がします。常識の範囲内なら緩くていいじゃん。って思える番組かもしれませんね。
鳥羽 なるほど。お酒を通して社会に対するアンチテーゼのような意味合いもあったんですね。
木村・越高・近藤 いや、そこまで社会的な意味合いは無いですよ。(笑)