喫茶 昭和Days | FMラジオ番組インタビュー【中編】

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喫茶 昭和Daysインタビュー風景

聴き手を意識し、ニーズに応える

三浦 FMラジオを始めたときに感じていた不安はありますか?

かのん 当初は本当に毎回緊張していました。その緊張感が良いエネルギーになったこともありましたが、声にそれが表れていたかもしれません。万葉さんは、私(かのん)から見ても、とてもリラックスしていて、準備も入念で、すごいなぁと思っています!

万葉 そうですか?!昔から人前で何かをすることが得意だからですかね?ラジオの世界に飛び込んだ時は、不安や緊張より、楽しみや期待が大きかったです。
ただ、歌うときは目の前に聴き手がいるので、反応によって表現をアレンジできますが、ラジオは聴き手の顔が見えないので、反応がすぐに見られない不安はありました。

 

三浦 万葉さんがステージで歌っているのも観たことがありますが、全く緊張感がなく、堂々と、そして何より楽しそうに見えたのを思い出します。ラジオ番組を始めてから日常で変化したことはありますか?

佳代 自分の言いたいことを言葉にし、リスナーを意識できるようになりました。自分自身がラジオを楽しめるようになったからかと思います。

かのん 私はネタ探しが習慣になりました。今はテーマが昭和のエンタメなので、Twitterで当時の商品や人物をツイートしているアカウントをよく見ています。今まで意識はそんなにしていませんでしたが、この番組をやるようになってから変わりましたね。

万葉 友人と昭和の話をすることは多かったですが、通勤時間にネットでのリサーチが習慣になりました。仕事と趣味の切り替えがあって、すごく良い刺激になっています。

 

三浦 ラジオが良い刺激になっているようで嬉しいです。パーソナリティーに必要だなと思った、または感じたスキルはありますか?

かのん 目に見えない情報を言葉で伝える技術。そしてリスナーを意識し、収録現場の雰囲気や感情を言葉に乗せて伝えることですね。
ミュージックバンカーのラジオパーソナリティー養成コースで、商品説明を言葉だけでする演習があって。描写や感情の動きを言葉にする(変換する)のがおもしろかったんです。目に見えない場合、どう伝えるとわかってもらえるのか…人生の中で初めて知る「方法」でした。
感情を表現する(パーソナリティーの雰囲気を伝える)のも、言葉だけになるとまた違って。経験が積み重なっているのをすごく感じます。

佳代 かのんさんと同じく、リスナーを意識することですね。聴き手のことを考えて、どうすれば番組を楽しんでもらえるか、毎回考えて、話し合って、番組を作りあげています。

万葉 気力、体力、好奇心、サービス精神!(笑)独りよがりになってはいけないと思っています。せっかく番組を作って、放送しても、誰も聴いてくれないと意味がない。聴き手のニーズに応えることが大事かと。そして自分自身が楽しみ、ポジティブでいることです。
番組情報

喫茶 昭和Days
かわさきFM(79.1MHz) 毎週木曜 22:30~23:00
Music Bunker★θ(シータ)放送枠・後半番組

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