プロフィールを作ろうとすることで、自分が今やるべきことが見えてくる
オーディションを受けるとき、プロダクションに音源を送るとき、ホームページを開設するとき、皆さんはアーティスト(タレント)プロフィールを作らなれければなりません。
しかし、「何を載せれば良いのか」「書くことが無い」「何をどう書けばいいのか分からない」とお悩みの方が多いことでしょう。
ここではプロフィールづくりについて、数回に分けてお話しします。
- プロフィールを作りたい人
- 作りたいけどどうしたら良いか分からない人
- 活動の第一歩目を方針決めできない人
プロフィールなしに自己PRはできない
結論から言います。
全くプロフィールを作成できないとすれば、その段階ではオーディションを受けることも、音源を送ることも、ホームページ開設も、時期尚早かもしれません。
順番が逆だということですね。
アーティストが初めて接する人に対してアクションする時、つまるところ「私を知ってもらいたい」または「私を認めてもらいたい」わけです。
その際に、自己PRできるポイントを示すことができないなんて、お話にならないと気付くべきかもしれません。
例えば私は、プロフィール添付の無いデモが送られてきても、聴きません。
その人の背景が見えなければ、例えどんなにボーカルや楽曲が優れていたとしても、売り出す糸口が見つけられないから。
聴いたところで、「歌が上手いねぇ、良いと思うよ。で、どうしましょ?」となるのがオチです。
プロフィールを作るために
どこから始めていけばいいのか?
アーティストコンセプトを定めます。
例えば音楽性、活動テーマ、ビジュアルイメージなど。
この軸に沿った自分像を作り上げていくことをテーマにすれば、活動の軸がずれることはありません。
行き当たりばったりで、一貫性のないイメージ作りにならないように心がけましょう。
どんなプロフィールなら相手が自分に興味を持ってくれるか、想像します。
そのために参考資料を集め、研究することが肝要。
つまり、自分が目指したいアーティストのオフィシャルHPなどでプロフィール要素を確認、そして研究しましょう。
そしてどの部分が注目ポイントになっているのか、探します。
同じ方向性のアーティスト、数人のプロフィールを研究すれば、共通点が見つかるはず。
例えば、歌詞で評価されたのか、ライブで活路を開いたのか、ビジュアルで勝負しているのか。
それを自分に当てはめてみるとどのような内容になりそうか、まずはイメージするのです。
それを作るために自分なら今、何が出来るのか?そこから逆算して考え、行動します。
例えば「ライブでの注目を柱にしたプロフィールを作りたい」、では今年中に47都道府県をライブで回ろうか、そういう観点です。
インパクトを自ら作り、経歴に加えていく感覚です。
「行動によってプロフィールを作る」・・・これは普通ですが、「プロフィールを作るために行動する」・・・この考え方は新しいのではないでしょうか?
プロフィールを作ろうとすることで、自分が今やるべきことが見えてくる。
ここは大切なポイントなのです。
プロフィールの構成要素は下記を押さえると良いと思います。
アーティストにとってのプロフィール
プロフィールという言葉を調べると、下記のように定義されています。
その人の特長(特徴)ならびに「誰であるか」を紹介したもの。人物評。
だとすると、本来なら、誰か他人が書いてくれるべきものですよね。
ただ、あなたが「まだ何者でもない人」であるとするならば、待っていても誰かが書いてくれる可能性はゼロです。
だから、自分自身でつくる。
つまり、自分を客観視することが極めて重要なわけです。
あなたが自分のプロフィールシートを眺めた時、「へぇ、すごいな」「なんか魅力あるよな」「可愛い(カッコイイ)じゃん」と俯瞰的に思えるか?
アーティストして注目されるべき人物が、自分でなければならない理由を根拠として提示するのです。
自分の強みを資料としてまとめよう
自分ですら自分の強みを表現できないのに、他人があなたの強みを感じることはできないですよね。
プロフィールシートを作るために、「売り」を能動的なアクションによって、既成事実として積み上げを行いましょう。
そして、自分の強みを資料として落とし込む。圧倒的に優れていなくても良いですが、できるだけ相手に魅力的に感じてもらえるように作ってみてください。
その努力の痕跡自体が、評価の対象になる場合もあります。
- プロフィールがなければ自己PRはできない
- プロフィールを作るために行動する
以降、アーティストプロフィールの要素を、下記項目ごとに解説します。
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