天田有紀 | ナレーターインタビュー

ナレーターオーディション応募者の声

天田有紀のメイン写真

コロナ禍から見つけた新たな道 ~声で未来を切り開く決意

古澤:天田さんがミュージックバンカーのナレーターオーディションを受けようと思ったきっかけは何ですか?

天田:小さい頃からミュージカルをやっていて、芸能の世界に興味があったんです。一番のきっかけはコロナ禍でした。
当時、声楽の指導をしていたのですが、コロナ禍で仕事が減ってしまい…。
「もう人生、好きなことをやって生きたらいいんじゃないか」と思うようになったんです。声がいいねと言われた事をきっかけに、「声優さんもいいかも」と思ったのですが…。若い方ばかりの世界だと思っていたので、年齢を重ねても目指せるナレーターに興味を持ちました。

インタビューを受けるナレーター

行動力がつなげたチャンス ~ミュージックバンカーとの運命の出会い

古澤:ミュージックバンカーとの出会いはどこからでしたか?

天田:ネットで調べていたところ、ミュージックバンカーのホームページを見つけ、「何歳からでも目指せる」という言葉に惹かれました。特に、全員と面接をしてくれる点も魅力でしたね。
年齢的に、書類選考で落とされると思っていたので、全員と面接をしてくれる、喋りを見てくれるというところに魅力を感じて、その日の夜中に連絡をしたんです。すぐに社長から連絡が返ってきて、3日後には面接が決まりました。今でも「よくやったな」と思っています(笑)。

古澤:すごい行動力ですね!ナレーターのレッスンを受けていく中で、仕事にたどり着くまでどのくらいかかりましたか?

天田:事務所でレッスンを受けさせていただき、案件を受けても良いという許可が降りてから、半年以上は経ったと思います。
滑舌が何より苦手だったので、今までやってきたこととは全く違う世界でした。
似ているようで全然違うので、そこを修正していくのが大変でした。

古澤:声楽とナレーションでは、どんな違いがありますか?

天田:クラシックだと、はっきり発音しないで音を繋げる方が良いとされていました。体の筋肉の使い方、息の使い方も全く違います。
最初のレッスンの際に、ボイストレーニングの先生からも「あなたがやってきた歌と、これから勉強するナレーター、どっちを勉強しても、うまく転がるかはわからない」と言われましたが、「自分で自分に必要なものを取り入れていくスタイルが良い」というアドバイスをいただき、クラシックの良いところと、ナレーターの良いところを自分の中でバイキングのように取っていくスタイルでやっています。

古澤:今まで学んできた事が決して悪い事ではなく、いい引き出しになったということですね。初めてお仕事が通った時のお気持ちを教えてください。

天田:初めてお仕事が頂けた時は自分の声を選んで頂けた喜びでいっぱいでした。ですがいざ収録となるとマイクに緊張してしまい、なかなか思う通りに喋れず苦戦しました。
出来上がった動画を観た時は気恥ずかしくもありましたが、それと同時に自分の声が画面から聴こえて来て、小さい頃からの夢だった声の仕事を実現できた喜びが溢れて来ました。
因みに私の初めてのお仕事の声を最初に聞いたのは父でした。
私が担当した案件だと伝えると、とても驚いていましたが「なんか聞いたことある声だと思った!」と言っていました(笑)
天田有紀のスナップ

子育てとナレーションの両立の中で学んだこと

古澤:お父様もとても喜ばれたでしょうね。そしてドッキリ大成功でしたね!(笑)
天田さんは子育てをしながらナレーターの勉強をされていたとのことですが、何か工夫されたことはありますか?

天田:一番身近なもので言えば、絵本の読み聞かせです。
それと、子供の学校の宿題の音読に付き合ったりしました。ナレーションの勉強を始めてから、自分がすごく訛っていることに気づいたんです。
地方に住んでいるので、イントネーションが違っていたりして。それを直せるのが、ナレーターをやってて良かったなと思うところです。
子供にも「ここはこうだよ」って教えています(笑)。自分自身も勉強になりますし。

古澤:最後に、ナレーターを目指している方へメッセージをお願いします。

天田:夢を持つことはとても大切なことですが、それが必ず叶うとは限りません。
ですが、やらない後悔よりやった後悔というのが私の生き方のモットーになっているので、経験はマイナスにはならないから、まずは一歩を踏み出してみよう!という気持ちが大切だと思います。
もちろん、子育てをしていたり、他にも仕事をしていたり、色々な事情があると思います。
それでも、やりたかったことに向かって努力したことは、決して無駄にはなりません。
一度きりの自分の人生、目一杯楽しまなきゃ勿体ないですしね!
ナレーターに興味はあるけど、「私にできるのかな?」「年齢的にどうかな?」と思っている方もいらっしゃるかと思いますがぜひ諦めないでください。

天田有紀(ミュージックバンカー所属ナレーター)

天田有紀

挑戦する勇気が未来を切り開く

ナレーターとして活動している天田有紀。 ミュージックバンカーとの出会いをきっかけに、本格的にナレーターとしてのキャリアをスタート。声楽とは異なる発声や滑舌のトレーニングに励み、半年以上の研鑽を経て、夢が現実になった喜びに満ちたものとなりました。「やらない後悔より、やった後悔」をモットーに、どんな状況でも挑戦し続ける姿勢を大切にしています。幅広い表現力と確かな技術を兼ね備えた、温かみのある語り口と豊かな感情表現で、聴く人の心に響くナレーションを届けます。

主な活動歴

ナレーション:What’s BENLY Expressコンテンツ紹介、MATCHA Contents Manager紹介、APAホテル環境紹介、プロミス車内CM、LENDEX紹介動画 かぐや姫役、海外引越サポート紹介 、医療系通信教育の紹介、ライフタイムポータル、 ラジコ紹介、 スマート証憑管理 チュートリアル動画、ひまわり生命リンククロスライフイズ、さくらインターネット、高火力紹介動画、織物卸売協会採用動画、MUFG DC動画