今オーディションを受けるべき?

オーディションで勝負すべきなのは果たして今か

心構えと向き合い方

「歌手になりたい」「声優になりたい」、そんな夢が膨らむ一方、どうしたらなれるのか分からない。 「判らないから、とりあえず事務所のオーディションを受けてみよう」、多くの皆さんがそう考えます。

でも、みんな、チョット待って!

ミュージックバンカーは未成年者との出会いに真剣だからこそ、少しお付き合いください。
オーディションによって「逆にチャンスを失う前」に、大切なことを伝えます。

オーディションでは、こんな厳しい質問がされます

  • 「歌手(または声優)としての訓練はしてきましたか?」
  • 「この先プロを目指すにあたって、どんなビジョンを描いていますか?」
  • 「今、君に対するファンは何人いますか?オリジナル曲は何曲持っていますか?」
もちろん、答えられると思って質問するわけではありません。

しかし、今から足を踏み入れようとするその道は、そういう道なんです。
歌手/声優は、芸の道。即ちプロになるのであれば、足を踏み入れた瞬間から、上記質問に答えられるように行動することが求められます。

「自分は受かるとは思っていません」

審査員「じゃあ、何しに来たのですか?」
参加者「自分が通用するか、試しにきました」

オーディションは、自分が自分を試す場ではなく、プロの審査員に試される場です。自分でも「受からないと思う」と言っているのに、合格になる理由はありません。

オーディションは1回きりのチャンスです。

落ちたら次はありません。 チャンスを得ようと思ってやってきている場が、実は「次々チャンスを失う場」になっていることがあります。

受からない、には受からない理由がある

歌手や声優というスキルは特殊技術です。

歌を歌うこと、セリフを読むという行為自体は誰でも出来ること。
しかしプロになるということは、「誰でも出来ることに対価が発生する」ほど、圧倒的に優れているということです。
どうしてオーディションに来たのか?と問われると、 「カラオケで上手いと友達に言われて・・・」「声が良いから声優にでもなれば?と周りに言われて・・・」なんて答える人が多いです。
すると、審査員にこう返されます。 「それでプロになれるなら、そこら辺に歩いている人でも誰でもなれるよね・・・」
その段階で、果たしてオーディションには合格できるのでしょうか?